
- 1. なぜお客様は“もう来ない”と決めてしまうのか?
- 2. 「また来たい」を失わせる、店側の小さな落とし穴
- 3. 来店中に感じさせてしまう“残念ポイント”とは?
- 4. 一見問題なさそうな対応が、実は失客の原因に
- 5. 売上を安定させるには「新規よりも失客を防ぐ」が近道
- 6. 実は損してる?新規集客ばかりに目が行く理由
- 7. リピーターの価値=売上・口コミ・紹介のすべてを支える
- 8. 売上アップを目指すなら、“まず減らさないこと”が先
- 9. 自分を変えることで、店の空気も売上も変わる
- 10. 売上が下がるのも、スタッフが動かないのも「社長の責任」
- 11. 諦めず続けた“地味な習慣”が、やがて成果を生む
- 12. 自分の考えと違う人に相談してみる勇気を持とう
なぜお客様は“もう来ない”と決めてしまうのか?
「お客様は満足してくれたはず」と思っていたのに、なぜか再来店してもらえない──そんな経験は誰しもあるはずです。実は、リピーターを逃す原因は、派手なミスよりも“見過ごされがちな小さな違和感”にあります。ここでは、お客様が静かに離れていく理由を探っていきます。
「また来たい」を失わせる、店側の小さな落とし穴
お客様が再来店しなくなる理由は、必ずしも大きなクレームではありません。多くの場合、「ちょっと気になったこと」が積み重なって「もう行かなくていいかな」と判断されるのです。例えば、料理の提供が遅い、スタッフの表情が暗い、トイレが汚れているなど、些細なことでも印象は大きく左右されます。店側が気づかない“違和感”が、じわじわとお客様の心を遠ざけてしまうのです。
来店中に感じさせてしまう“残念ポイント”とは?
失客につながる大きな要因のひとつが「気配りの欠如」です。お客様は丁寧なおもてなしよりも、「放っておかれている」と感じた瞬間に冷めてしまいます。例えば、水が減っても注がれない、注文のタイミングが遅い、無言で商品を置かれるなど、無意識の対応が「この店、気が利かないな」と感じさせてしまいます。こうした“ちょっとした残念”の積み重ねこそが、リピートを阻む壁になります。
一見問題なさそうな対応が、実は失客の原因に
店側が「普通」と思っていることが、実はお客様にとって“がっかり体験”になっていることがあります。たとえば、忙しさゆえの無言接客や、マニュアル通りの対応しかできないスタッフの姿は、効率的であっても冷たく感じられることがあります。「感じがいい店だな」と思ってもらうには、あえてマニュアルから一歩踏み出す“人間味”が必要です。日常に埋もれた当たり前を見直すことが、失客を防ぐカギとなります。
売上を安定させるには「新規よりも失客を防ぐ」が近道
多くの飲食店オーナーが、売上を上げるために「新規客を集めること」に意識を向けます。しかし、実は“すでに来てくれたお客様”にもう一度来てもらう方が、コストも少なく、効果も高いのです。売上安定のカギは「いかに失客を防ぐか」にあります。
実は損してる?新規集客ばかりに目が行く理由
新規集客は一見派手で成果が出やすく見えますが、実は広告費や販促コストがかさみ、費用対効果が低くなりがちです。しかも、新規のお客様が一度来たきりで終わってしまえば、その努力は売上の“一発花火”にしかなりません。継続して来店してもらえる仕組みがなければ、経営の安定にはつながらないのです。
リピーターの価値=売上・口コミ・紹介のすべてを支える
リピーターは、単に売上を支えるだけでなく、口コミや紹介、SNSでの発信など、店の宣伝も自然に担ってくれる存在です。一人の常連客が複数人に店を勧めるケースも多く、こうした“自発的広告力”は新規広告の何倍もの価値を持ちます。大切にすべきは、すでに店を知っている人との信頼関係なのです。
売上アップを目指すなら、“まず減らさないこと”が先
どれだけ新規客を呼び込んでも、同じくらいお客様が離れていけば、売上は一向に安定しません。経営は“入ってくる水”と“漏れていく水”のバランスで成り立っています。まずは穴をふさぐこと、つまり失客を防ぐことが売上安定の第一歩です。離脱の理由に目を向け、それを改善する方が、よほど効率の良い経営改善につながります。
自分を変えることで、店の空気も売上も変わる
「スタッフが動かない」「売上が上がらない」——こうした悩みを抱えているとき、つい周囲のせいにしたくなるかもしれません。しかし、現場の空気を変え、売上を動かす最初の一歩は、“自分自身の変化”から始まります。ここでは、店を変えるために必要な「経営者としての意識改革」に触れていきます。
売上が下がるのも、スタッフが動かないのも「社長の責任」
お店で起きているすべての現象は、最終的には経営者の判断と行動の結果です。現場の空気感やスタッフの姿勢は、トップの姿勢を映す鏡でもあります。「自分は変わらなくていい」と思っている限り、店舗も変わりません。責任を引き受ける姿勢が、現場を動かす原動力となります。
諦めず続けた“地味な習慣”が、やがて成果を生む
一見すると効果が出ないように思える小さな努力も、続ければ必ず成果につながります。朝のあいさつ、毎日の掃除、声かけ、感謝のひと言など、目立たないけれど欠かせない日常の積み重ねが、店の雰囲気を少しずつ変えていきます。「変わった」と感じられるのは、ある日突然ではなく、続けてきた結果なのです。
自分の考えと違う人に相談してみる勇気を持とう
視野を広げ、行動を変えるためには、時に自分と異なる価値観に触れることが有効です。自分だけで考えていても、同じ答えにしかたどり着けません。第三者の視点や経験に触れることで、新たな気づきが得られ、打開策が見えてくることもあります。変化を望むなら、自分の殻を破る勇気が必要です。
相談予約
ライター紹介 Writer introduction

長島昭一 株式会社オイシード 代表取締役社長
数あるサイトの中から、弊社オイシードのサイトにご訪問いただきありがとうございます。 2002年に1号店のラーメン店を出店して以来、ラーメンに関わってきました。FC加盟、オリジナルブランド、FC本部設立、そして現在の食材の販売とコンサルティングという、現在の形になりました。 未経験で脱サラでラーメン店を開業して2022年で20年経ちました。ですので、起業する方の苦労や、売上不振になった時の気持ちはよくわかります。 私どもの経験を利用して頂き、遠まわりしない経営をしていただけるよう支援いたします。